君の膵臓を食べたい
昨日の朝方、やっと読み終わりました
「君の膵臓を食べたい」
主人公の高校生の男の子は
できるだけ人と関わらずに
いつも本ばかり読んでる
寡黙で論理的で思慮深い人。
他人に興味がなくて 友達がいたことも
ないし、もちろん恋人もいない。
でもそれが寂しい訳ではなくて
自分がどういう人間なのか
受け止めて、そんな自分でいいのだと
冷静に客観視している。
彼はあるとき病院で
1冊の文庫本と出逢う。
ソファにぽつんと置き去りにされた
その本を、本が好きな彼は放っておかない。
初めのページを開いてみると、
そこには見慣れない手書きの文字で
こう書かれていた。
「20××年 11月 23日
本日から、共病文庫と名付けられたこれに
日々の想いや行動を書いていこうと思う。家族以外の誰にも言わないけれど、私は、あと数年で死んじゃう。それを受け止めて、病気と一緒に生きる為に書く。まず私が罹った病気っていうのはちょっと前まで判明した時にはほとんどの人がすぐ死んじゃう病気の王様だった。…」
その共病文庫の持ち主は
なんと同じクラスの山内桜良だった
彼と正反対の人間と言っていいほど
明るくてかわいらしくて人気者で
周りにはいつも友達がいる女の子
ここから秘密を知った彼と彼女の
物語がスタートしていく
〜〜〜〜〜
これを読んでいる最中ずっと感じていたことがあった。読み進めるにつれて、もうほんとうに強くそう感じた。
彼は、あの人に似てる
人に頼らなくても、自分だけで
ありのままの君だけで素敵なところ
私とちがって、人がいなきゃ
自分を成り立たせられないことなんてなく
いつも自分を見つめていて
自分と戦っている。
だから私は、山内桜良の気持ちがよく分かる気がした
それに、私は以前、その感情を、考えを実際に経験してる。
怖いなあ私、恋の病真っ只中という感じで…
共感で収まらず、自分にとって特別な本だって思ってるもん。
は〜〜〜〜