くるみのような気持ち
幸せで楽しかった日々ばかり思い出す
だけどすぐそこに心の傷もあって
それでもやっぱり好きだったなぁ、と思う
そんな自分が感慨深くて、どこか
年老いたような気分になる
とはいえ暮らしは続いていくわけで、
私はまたおなじような朝をむかえて
歯を磨き、顔を洗い、着替えて、化粧をして
ドアに鍵をかけて、イヤフォンを耳にあて
会社に向かって、いつもとおなじように歩き出す
働いて、働いて、働きとおす。
希望をもつだけ絶望が増えることなんて
わかっている、頭では。
それでも期待してしまってまた傷つく私は
本当に馬鹿で可笑しい。
ねぇ
時間が何もかも洗い連れ去ってくれたなら
生きる事は実に容易いんじゃないかなぁ
忘れたいことは、都合よく消したりしてみたい
そういう薬があったらなぁ
あれからは一度も泣いてない、本当だ
だって泣くのは悔しいから
あなたのために流す涙は無駄。
でも 本気で笑う事も少ないかもしれない
頭にあなたのことがチラついてしまう。